2017年8月26日土曜日

2017/08/26 直江津集合 二日目

昨日はチェーン切れかけからのRD巻き込みでDNFを決定しましたが、ローに入れないようにして強く踏み込まないようにすれば漕げることは漕げるので、折角ここまで来たことですし、再会を楽しみにしてくださっている方もちらほらいますので、富山県をお散歩してから輪行で直江津に向かうことにしました。
とはいっても直江津到着のリミットがあるので、単純に新湊から黒部まで行って、生地の清水をちょろっと探索して輪行すると時間的に丁度良いのではないかと大雑把に計画を立てました。








富山新港を渡るのには二つ手段があって、近年開通した新湊大橋と旧来からの県営渡船があります。新湊大橋はガラス張りになった空中回廊があるらしくそそられるのですが、天邪鬼ぶりを発揮して県営渡船で向こう側に渡ることにして、越の潟電停へ。直ぐそばに渡船の乗船場があります。


大体30分に一本くらいの頻度で、幸いそれほど待たずに乗れるようです。
しばらく待っているとこじんまりした船がやってきました。乗客数は僕含め4名(笑)。料金は無料でした。自転車をのせるスペースがありその奥に客室、手すりにひもがあってそれで結わえろ、というお気楽なスタイルです。いいねぇ。


向こう岸に渡ると間髪いれずに中学生が乗り込んでいきます。生活の中で普通に使われていますね。


上陸後は一旦 富山<232>堀岡小杉線 に出てみようとしたのですが、途中に「ウォーキングコース」の看板があり、その先には中途半端な幅の道がありました。どこへ向かっているのかわからなかったので、少し走った後予定通りK232へ入ります。すると進行方向右手から先ほどの道が合流し寄り添うように並行します。伸び方を観察すると鉄道線敷っぽいのですが、用水を暗渠にしてもこんな感じになりそう。現地では判然としなかったのですが、帰宅後調べると富山地鉄の射水線のようです。


最終的に5km程並走した後、四方というところで緩やかな弧を描いて離れていきました。
こちらはそのままR415を進んで神通川を渡ります。それにしても昨日とはえらい違いの好天、しかもそんなに暑くなく絶好のサイクリング日和です。

橋の向こうの踏切で通過を待っていると路面電車がやってきました。富山ライトレールというそうです。なかなかしゃれたデザインの電車ですね。

そのままR415を進むと内陸に入っていくので適当なところから海へ出て、富山<1>富山魚津線 を東へ進みます。この道は交通量がそこそこで道幅にもやや余裕があるので走りやすいと思いました。内陸部には幅がギリギリの県道があって結構怖いのです。

で、唐突にニンニクが。なんなんでしょうね、これ。

更に進んでいくと、またもや唐突に松の大木が。北陸道の松並木の名残だそうです。

気持ちよく走っていると左手には立山連峰が。今回で三回目となる富山県ですが、初めて立山連峰が見えたので感激しました(^^)


そのまま走って行くと常願寺川を渡って、水橋町に入ります。

道は一旦海側へでると再び東へ進み、上市川を渡って滑川市へ。しばらく行くと路傍に「大岩道」と刻まれた石碑がありました。元々この辺りに北陸道から立山参詣の道が分岐していた様で、その分岐点にあった石碑だそうです。


道の駅を過ぎると漁港があります。それにしてもいつの間にか秋の空、といった感じで、こころなしかさわやかな風も吹いているようです。


滑川海浜公園付近からは防波堤の上を進みましたが、海岸に降りられるので日本海にタッチしておきました。これで太平洋と日本海にタッチして、めでたく太平洋→日本海サイクリングは完了。直江津集合としてはDNFなのがなんともつらい。


堤防から山を見るとこんな感じで、圧倒的な山塊が立ちはだかっています。立山は荒々しいまさに壁。


そのまま早月川を渡って魚津の市街地を抜け、石田浜フィッシャリーナを横目にみてなおも海沿いを進みます。

ところで。
鋭い方は気が付いたかもしれませんが、今回はヌルい装備としてマグカップをサドルバッグ横にぶら下げておきました。



石田浜には飲用可能な湧水があります。昨日の湧水は全部飲用不可でしたので無意味でしたが、やっと使う機会がやってきました!うん、これだよこれ!!冷たくておいし~(^^)
夏はやっぱり湧水だよね!



という訳で、湧水を頭からかぶったりしてリフレッシュしたら、わき目も降らず黒部の生地地区を目指します。


はい、生地へ着きました。


観光マップが立っているのですが、この中には湧水のポイントも書いてあります。前回集中的に水場巡りをした関係である程度覚えているから適当に。
主流は湧き出し口→数段の水船→排水溝となる形。このタイプは生活の中で使う為に最適化されています。そのため、近所の人が普通に利用しているところに出会います。



湧水でスイカを冷やせるなんてとても羨ましい。ま、そういった事情がありますので挨拶は忘れないようにしましょうね。

生地の面白いところは真水がこれだけ湧いている土地なのに、漁港だということ。普通は塩分を含んで飲用に適さない水が相場なんですけど、ここ生地はそうじゃない。


漁港なので当然お魚さんを食べてもらうぞ~買ってもらうぞ~な観光施設もあります。
そしてその前にもしつこく水場があるのです。素晴らしい。藤子不二雄大先生にしては投げやりな名前の付いたゆるキャラが水場の中に立っていました。

ちなみに我が知多半島には魚太郎という観光市場があるので、軽いデジャブを感じましたwww

レストランはあいにくこれから団体客の受け入れがあるそうで、利用ご遠慮くださいとのこと。しょうがないので、前回見つけた地元の人のコミュニティーセンター兼休憩処「ゆい」さんにお邪魔しました。近所のおばちゃん、おじちゃんが雑談しながら運営しているゆる~い感じが結構好きです。湧水が豊富なので無造作にグラスに入って出てきます。
お昼としては軽めなんですが、土地柄にお似合いの細打ち麺を頂きました。コシが強くてとても美味しいですよ(^^)


お値段は250円と大変にリーズナブルです。量が少ないのでダブルを頼んだ方がよいかも。

今回はこれ以上先にはいかず、生地駅から輪行することにしました。輪行準備を完了して駅前ロータリーを見るとよくあるモニュメント。ただし、その右、青年の座っている後ろあたりに注目。


なんだかマグカップがありますね?
こんなところにも水場があるのか。恐るべし。有り難くボトルを詰め直し、ついでに美味しく頂いていきました。冷たくて甘くて最高(^^)


輪行途中の泊駅では、同一ホーム上で向かい合う形のちょっと変わった乗り換え風景が展開します。設備の都合上こうならざるを得ないだけなのですが、同一ホーム上で乗り換えることができ便利だと思いました。欲を言えば直通してほしいけど鉄道会社が違うので難しいんでしょうね。


直江津駅に到着し自転車を組み上げ、船見公園に到着。人魚像にて記念撮影しておきました。



まだまだ時間が早いので誰もいません。コンビニ探しがてら少し周囲を探索してみました。すると佐渡へ渡るフェリー乗り場を見つけてしまいました。来年から「両津集合」とかなったらどうしよう(困惑)



フラフラした後公園に戻り参加の皆さんをお出迎え。あまり面識が無いのでなかなかきっかけがつかめませんが、ある程度自転車談義をしつつ時間をつぶしていると、やがて記念撮影の時間に。記念撮影が終わると夕陽を眺めます。今年は晴れていたせいか非常に美しい夕陽でした。また完走できなかったよ~。


懇親会では昨年の「心は自分から何度でも折っちゃえばいい」に引き続き「峠下りではなく川下り」が大ウケでした。次回もまたなにかしらネタを考えておきたいところですが、メカトラブルだけはこりごりです。次は信州周りだなぁ。日本海へ出たところで満足しちゃうから富山経由は完走してないけど卒業ってことで。

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