2016年8月27日土曜日

2016/08/27 直江津集合② 滑川→泊→(ワープ)→直江津

親不知・子不知区間と自転車との相性の悪さは検索していただくと情報が掛かってくるので割愛して、とにかくそういう状態の道を走りたくなかったので迂回路を探しました。

あるにはあったのですが、過去大規模な土砂崩れがあった林道と悩ましい印象。2016年6月にこの林道を越えた方の記事を発見し、読んでみると距離が若干伸びる点、大体600m登る点、下り区間に砂利道がある点が不安要素ですが、眺望もよく通行量もほとんどないので迂回路として最適な様でした。

しかしながら、前日の終盤、あの雨雲を見てしまった後では林道に廻る気も失せてしまい、この日は親不知に入る手前のどこかで輪行して直江津に行く、できれば糸魚川→直江津は自走したい、という方針でまったりとポタリングすることにしました。








まったりポタリングですので、朝食を食べてからちょっとのんびりしてから出発。
直江津集合としては途中リタイアという形になるのですが、太平洋→日本海ライドとしては完走間近ですので、まずは海に向かいました。都合よく道の駅などあったので、裏手の堤防で日本海を眺めてあっけなく太平洋→日本海ライドは完走成就。
海沿いは「しんきろうサイクリングコース」になっていて、それなりにマッタリ走れる様で好都合。



橋を渡って魚津に入りました。しばらくは海岸沿いを進んでいきます。のんびり出発したとはいえ、博物館などの公共施設が開くにはまだまだ早いので見学はあきらめて、魚津の雰囲気はどんな感じかな?と流していると、港の手前で唐突にこんなものを発見。


「たてもん」というそうで、なんだろう秋田の竿灯祭りと似たようなことが魚津でも行われているようです。この建物は「たてもん」の倉庫ですね。

ちょろっと案内書きなどを見たりしていると、一角に魚津の散歩案内板のようなものを発見。目ざとく「共同井戸」を見つけましたのでそちらへ戻ります。

風情は無いのですが、海から50m程の地点で清冽な真水が湧いていることに驚きました。
当然ですがボトルに詰めて、顔を洗っていきました(^^)

サイクリングコースなのかどうかは分かりませんが、海岸沿いの堤防の上は開放感があって気持ちが良かったです。でも強い向い風なのでちっとも進めないという状況です。

この写真を撮った後、実は自転車が写真奥側に倒れてしまいました。しかも一回転して変速機側で着地しやがりました(T^T)
点検の結果、特に異状なしでしたのが不幸中の幸い。気を取り直して先へ進み、片貝川を渡って黒部に入りました。


依然として海岸沿いを進んでいると右手に湧水が見えましたので立ち寄りました。「はまなす湧水」だそうです。水場が特徴的な形をしていて、ボトルに水詰めするには最適です。というわけで、そんなに走っていないのですが、ここでボトルの水を入れ替えました。


黒部といえば生地の湧水(群)。生地地区に入ったところで観光案内板を発見したので写真を撮り以降の道案内カンペとして使用します。

思ったよりも水場の数が多いようです。中には非公開のものもあるようです。その他「海底地下道」「旋回可動橋」という気になるキーワードがありますね。
できれば効率よく廻りたかったのでこの看板の記号通りに進むのではなく、自分の感性で順番を決めました。
※数が多いので、生地地区の湧水については別記事にします。

湧水めぐりをしていたらいつの間にか昼時になっていましたので、休み処「あい」にてちょっと休憩をしていくことにしました。「水だんご」を注文したのですが、良く冷えた団子で美味しかったです。ついでにこれだけ湧水があるのだからさぞかし旨いだろうと思い「細打ちめん」も頼んでみましたが、そうめんよりは太く冷や麦よりは細いという太さの、非常に腰の強いめんで実に美味しかったです。わざわざ夏の暑いさ中自走で食べに来てもいいかな、と思うくらいに印象に残りました。


湧水めぐりで思ったよりも時間を取られているので、直江津までのタイムリミットを調べてみるともう時間的な余裕が少なくなっているようでした。湧水めぐりは数か所残っていますが、一度戻る格好になるため断念。海沿いに出て灯台と台場跡、謙信公手植えの松を見た後、腹ごしらえに「めしやつかさ食堂」に寄って、田舎道迂回などを楽しみつつ先を急ぎます。




黒部川を渡って入善町に入りました。

県道沿いを行くと左手に柱が立ち並ぶ怪しげな空間があったので思わず立ち寄り。「黒部川扇状地湧水公苑」だそうですが、コンセプト不明で訳が分からないです。で、水場だけはしっかりあるのでした。


更に田んぼの中の県道2号を進んでいくと進行方向右手に「高瀬ゆう水の庭」という看板があり水場がありましたので立ち寄って小休止。水盤に蛇口が着いているのはあまり見ないタイプです。


県道2号の入善町内は、湧水好きにとってはなかなか面白い道で、民家の庭先や田んぼの一角に井戸を掘ったら自噴しちゃったのでご自由にどうぞ、とでも言いたげなざっかけな水場が点在していました。そうでなくとも田んぼの中をいく交通量も適度に少ない道なので走っていて楽しい(^^)


ちょっと迂回などして県道114に出てみると、突如「国天然記念物」の看板を見つけたので寄ってみました。
興味深いことに一面の田んぼの中、この一角だけこんもりとした森が形成されています。「沢スギ」と言って、湧水の周りに杉林が形成されたもので、この辺り一帯では昔は普通に見られたそうですが、圃場整備によってここだけが残ったとのこと。森の中も見学できるようになっているのですが、今回は時間の関係で見送りました。残念。



県道114に戻って直ぐ、Y字路にサイクリングコースの小さな看板を見つけ指定された方向に進んでみると好ましい道に出ました。晴れていれば立山連峰がみえて尚ご機嫌な道でしょう。再訪したい道です。


小川を渡ると朝日町に入ります。ごくごく最近、橋が切り替わったようで、役目を終えた旧橋は途中から落とされています。ちなみにGoogleのストリートビューだとこの旧橋の画像になっていて、疑似的に旧橋を渡ることが出来ます(どうでもいいことですが)


集落を縫うように進んで泊駅に到着。


14:00前なのですが、列車の連絡等の兼ね合いで、糸魚川へは15:30頃の到着。直江津集合のタイムリミットは18:00。糸魚川から直江津はざっくり50kmですから、自転車の組み立ての時間も加味すると余裕はありません。糸魚川からの走行はあきらめて直江津へ輪行しました。

直江津で自転車を組み立てて、ぶらぶら走って集合場所の船見公園に到着。

この段階では10人ほどしかいなかったのですが、集合時間が近づくにつれ人数が増えていき、最終的には40人ほどの大集団になりました。厚く雲が垂れこめ、雨粒がぱらついたというのに、奇跡的に夕陽が顔を出しました!素晴らしい!


この後は懇親会で楽しく話をして、また直江津に集合してやろう、と決意したのでした。
不完全燃焼でしたが、直江津に行っておいて良かった(^^)

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