2016年3月27日日曜日

2016/03/26 吉野方面えびせん配達ライド。

一昨年の自走しまなみの時に通ったR166→奈良県道16→奈良県道39というルートの風景があまりに素晴らしく強く印象に残っていたので再訪したかったのですが、なかなか機会が作れませんでした。

年末年始に体調を崩しましたがようやく復調、連休もとれましたので桜にはまだ早いでしょうが、再訪することにしました。

今回は奈良県下市の友人に再会する目的もあり、和歌山へ抜けるのではなく、奈良県内を多少アレンジしたルート。帰路は未訪の石舞台へ寄った後、電車賃をケチる(笑)ため名張まで戻って輪行の予定ですがDNF。大和八木で力尽きました...






例によって0時ごろに自宅出発、定番ルートの 東海通 → R1 三重<6>四日市楠鈴鹿線旧伊勢街道 →磯山駅近傍から R23 を使い、途中四日市のコンビニで補給して松阪へ直行。向い風がありましたが、まぁまぁ順調。それよりも先月に導入したLuxosが素晴らしい仕事をするので、平坦ならばこれ一灯で安心して走れます。明るさがやや不足気味ですが、目が疲れません。素晴らしい。




松阪から県境の高見トンネルへ向けて長い登りに取り掛かります。
まずは一本目の瀬戸峠。大したことありませんし、風情はあまりありません。が、多気にまわるR42より交通量が少なくて快適でした。



瀬戸峠を超えて櫛田川沿いへ下っていくと、路傍に興味のそそられる場所があったので一旦引き返して寄ってみました。不動院というお寺さんとその脇の池(ムカデランの群生地だそうな)で、ちょっとした観光名所っぽいです。



櫛田川沿いのご機嫌な道をゆるゆる登って、道の駅「茶倉駅」にて休憩を取ります。営業時間外ですので、持参した知多半島的補給食「生せんべい」をば。これよりは「ふところもち」の方が携帯しやすいのですが、店頭になかったもので(^^;;



走行を再開すると程なく「粥見井尻」で多気からのR368が合流し、次の「粥見出鹿」で 三重<710>飯南三瀬谷停車場線 で対岸へ渡りました。ここから 三重<745>片野飯高線 にて櫛田川を遡上していきます。対岸の国道は一度走ったことがあるため、別ルートで。K745はなかなか良い雰囲気の道で好みです。



中之瀬橋で対岸へ戻りますが、ここからちょっと珍布峠へ寄り道。峠道の雰囲気も良いし、なにより峠の切り通しが印象的で素晴らしいです(^^)






地元の人がお散歩していたので立ち話などしてから走行再開。櫛田川沿いをR166にて遡上していきます。とにかく透明度が高く印象的な場所がたくさんあるのでついつい立ち止まりがちです。
坂はそれなりにきつい場所もありそれも一因なのでしょうが、綺麗なところでは立ち止まっておかないと。


途中「山林舎」にて缶コーヒーを補給、勾配がきつくなってトンネルを一つ潜ると高見トンネルのループが見えてきました。ようやく挑戦権獲得です(^^)



ループそのものは大したことが無いのでサクッと登って一休み。
カメラだと視野が狭いのでイマイチ面白味がありませんね。




ループからちょこっと登ると高見トンネルです。脇には峠に行く旧道が分岐しているのですが、そちらはまだまだ登るので怖くて突入できません(^^;; トンネル内の歩道には看板が二枚立っているので注意。


奈良県側に抜けましたので、反対車線にある開通記念碑でトイレ休憩。怪しげな水場もあります。(これ水道ではなくって沢水引いてるよね、多分)
気温は只今2℃、とにかく寒いです...



寒い中、豪快なダウンヒルで快調に下り、途中「松本大橋」で旧道へ。
旧道は雰囲気が良くクルマも少なくてご機嫌です。春の気配がちらほらと。


途中の分岐を間違えてしまい、町道っぽい道を登り始めたのですが、GPS上の予定ルートから逸れつつあるのに気が付いて引き返しました。結構雰囲気は良いのですが、帰宅後地図を見るとこの道はなんと行き止まり(^^;;


予定ルートである 奈良<221>小村木津線 に復帰し、高見川沿いを下っていきます。櫛田川もそうでしたが、こちらも透明度が高く流れが印象的なので、なんだかんだと立ち止まってしまいます。ちっともペースがあがりませんが、まぁそんなことはどうでも良いのです(^^)


奈良<220>大又小川線 と合流する「小」にて路傍に祠?とトイレを見つけ小休止。

別の谷筋からきた 奈良<16>吉野東吉野線に合流すると程なく「二ホンオオカミの像」があります。前回素通りしてしまったので、今回は立ち寄りました。


しばらくK16を下っていきましたが、こちらもご機嫌な道です。

高見川が吉野川に合流する地点が窪垣内(くぼかいと)で津風呂湖に抜ける予定だったというのにルートミスに気付かず、慌てて引き返します。今回は転回点を登録せず単にルートそのものをGPSに落とし込んだだけですので、こういう事がままありました(^^;;
R370で急登して入野(しおの)トンネルへ至ります。距離は短いのですが地味にキツい登りでした...

トンネルを抜けてちょっと下ると津風呂湖への分岐があるので左に。津風呂湖は初めてでしたが、なかなか素敵な風景のところです(^^)



津風呂湖のほとりで正午を迎えました。下市まではそこそこ距離があるので、ここからは直行気味に向かいました。
下市のAコープにて友人と無事再会。えびせんを渡し、お礼にと差し入れを頂きました。しばし自転車談義をしたのち出発。
帰路は名張から輪行の予定でしたが、友人情報では石舞台から談山神社に向かっては結構キツい坂がある、とのこと。脚も一杯一杯でしたので、石舞台から大和八木に出て輪行というかたちに変更。というわけで芋ヶ峠の登り口まで来た道を引き返しました。
吉野町役場あたりから登ると同じ谷筋のまま峠へ登ることができるのですが、事前調査不足で愚直に 奈良<15>桜井明日香吉野線 の分岐点から登り始めましたので、まず谷筋を変えるためのプチ峠に登らされました。なんたるちや(^^;;

別の谷筋に降りて登り始め、直線的な登りの奥でカーブしているのが見えたので「あそこが峠か」と早合点したのですが、そのカーブからが本格的に登っており、つづら折れが連続。斜度も結構ありました。攣りかけた脚をだましだまし登ります。そんな訳で、攣る傾向を感じたらダンシングでしばらくしたらシッティングに戻る、というテクニックを会得しました。(いい名前を募集中です)
まぁ思っていたよりもずっと長い登りでしたので、記念写真がてら途中で休憩するのはいつもの通りです(^^;;

先の写真の地点からも結構登っているので、とにかく自分で自分に声をかけて励ます、はた目から見たらオカシナ人状態でなんとか峠に到着。もうお腹一杯です...

一転してつづら折れを下っていくのですが、友人情報で路面が荒れていて滑りやすいとのことでしたので、慎重に下りました。確かに路面に窪みができている箇所がありました。まぁこんな感じの路面状況なら三河のお山にもありますので問題ありません。ただ、道の周囲の雰囲気が全く別物です。「古道」ではないのでしょうが、しかし厚みを感じる道ですね。

杉木立を抜けると、ちょっとした集落の外れでご褒美のような田園風景が広がりました。撮影の前に呆然と立ち尽くした位に印象に残りました。棚田もさることながら、道の絡み方が絶妙!!

で、疲れた体と疲れた頭で石舞台を拝見したのですが、「なぜこんなところに、なぜこんなものが」という問いが頭の中を渦巻いてしまったので早々に退散。夢に出そうだ(^^;;

大和八木まではそんなに距離がありませんので、いつもなら素敵な道探索などで未舗装路に突っ込んだりするところですが、よほど疲れていたのでしょうか、とにかく風呂に入りたかったので国道主体で風呂屋に直行。お湯につかった後水風呂で〆て早々に大和八木駅へ。


近鉄特急にて名古屋へ舞い戻りました。
近鉄特急は速いなぁ(特に登りが)

今回は結果的にDNFなんですが、素晴らしい風景の中を楽しく走れましたので、久しぶりに達成感がありました。次も頑張ろうっと。

0 件のコメント:

コメントを投稿